2021 浅野舟岡大獅子 獅子頭 修繕報告

2021.09吉日

現在(2021年)から遡る事167年前の安政年間・1854年から、今の浅野(舟岡近辺)で、人々の魔除け・融和の為として、代々引き継がれて来た「浅野舟岡大獅子」は、何年もの間、滕神社への奉納行事を経て、その獅子頭が大変傷んでおりました。

 

船岡大獅子保存会では、この事を受けて昨年(令和2年)の秋祭りに間に合うよう、元年(2019)12月より修繕に持ち込みましたが、他の獅子修繕との絡みで時期が折り合わず、昨年秋の奉納行事を諦めて修繕を優先して参りました。結果、修繕が終わり、8月7日~8日滕神社氏子の皆様への「修繕お披露目会」も無事に終えてましたので、あらためて浅野校区コミュニティ協議会のHPでも公開致します。

 

尚、専門の修繕店様とは、色々エピソードもありましたが、この様な文化財を絶やす事なく、保存・伝承する為、出来ること事は何かを考え、奉納行事が無くても保存・伝承するということで行動しました。

その意味でも大変お世話になりました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。

 

(1)修繕内容

 

頭表面のひび割れ、へこみ、左耳部の基礎棒、耳部の留め金、顎部全体、髪の新調、全体の漆塗り、金箔はりなどです。原型は作られた当時のままで左右対称ではなくゆがみもありましたが、そのまま再現しております。

内側と外側の古い和紙をはがし、新しい和紙を貼って補強していますので、しっかりした作りになっています。

本漆で仕上げており、まだ本来の朱色ではありませんが、紫外線に当たることで、だんだんと鮮やかな朱色が蘇ってくるそうです。顔つきは、眉毛と鼻下の線が金色になったため、少し上品になった感じがします。

 

(2)修繕費用

 

2百万円

(文化庁地域文化材総合活用推進事業により、費用全体の80%の助成をしていただいております)

 

(3)修繕期間

令和2年8月末〜令和3年3月末日

 

(4)修繕店

善通寺市松下獅子店 代表 松下芳夫氏

            弟子 音泉裕介氏、秋山賢二氏(工房 蓮心)

                                                                                                                            以上

 

                            船岡大獅子保存会 会長 中條拓也

修繕前 獅子頭

修繕中


修繕後


浅野舟岡大獅子 紹介パンフレット